鹿島アントラーズはアビスパ福岡に2-1で勝利したが、2戦合計2-2でアウェーゴールの差で敗退が決まった。

前半12分にFW鈴木優磨が左足首を痛め負傷交代。それでも鈴木と交代して入ったFWエヴェラウドが前半34分、福岡DF志知のクリアが短くなったところに反応し、右足シュートで先制。前半40分にはMF仲間の左足シュートで2点をリードした。

だが、前半終了間際の失点が響き、決勝トーナメント進出はならなかった。

この日は声出し応援席が設けられ、カシマスタジアムでは19年12月7日の最終節以来、約2年半ぶりに声援が戻った。

途中出場のMF土居聖真は「悔しいですし、声出しが解禁になって、これからという時に、次のステージに進めないのは残念でしかない」と悔やんだ。

1つのタイトルを失ったが、リーグでは上位につけている。土居は「次はJリーグで上位に残るために、やるべきことをやらないと、またズルズルいく可能性がある。ポジティブな方向に進んでいくことが大事」と前を向いた。

また、サポーターの声援について「今までの日常が戻ってくることは幸せなこと。今日の声援は感謝でしかない。普通のことが簡単なものではないと感じさせられた2年半だった。僕も試合に出られるように頑張って、チャントをたくさん歌ってもらえるように、練習から頑張りたい」と話した。