規律違反を発端にセレッソ大阪を途中退団した元日本代表MF乾貴士(34)が、騒動後始めて公の場に姿を見せて報道陣の取材に応じた。

15日、岡山市の政田サッカー場でJ2ファジアーノ岡山の練習に参加。約160人のサポーターと約30人の報道陣が集まり、午前中に約1時間半、実戦メニューなどもこなした。

練習終了から2時間後、スニーカーに白のハーフパンツ、黒のTシャツ姿で報道陣の前で以下のように語った。

【乾貴士の一問一答(全文)】

 

-まずは岡山に練習参加した経緯を

(岡山監督の)木山さんと、僕がスペインにいた時に会って、食事をしたりして。そこからの縁で今回、すぐに代理人を通して連絡をくれて。もし良かったら練習参加するか、と言われたので。僕もチームの中で練習できるところを求めていたので、甘えさせてもらった。

-練習参加した感想は

みんな頑張っていい声をかけながらやっているのが印象的でしたし、手を抜かず、しっかりやっている印象でした。本当にいい雰囲気で練習ができているなというのと、あとは自分自身が久しぶりに楽しくできたので。それが良かったです。

-岡山の印象を

今、言った通り、いい雰囲気というのが1番。それは昔からこういう、いいチームなんだな、っていうのは今日1日で感じました。

-サポーターからは岡山に入って欲しいという声もあるが

そこは今、ハッキリと何か答えることはできないんですけど、どうなるかはまだ分からないです。自分が考えていることもそこまでないので、とにかく今はこのチームでコンディションを整えるということと、少しでも貢献できればと思っています。

-どういうものを岡山のチームに伝えたいか

自分もJ2でやっていて、すごく昇格争いだとか苦しい。J2って本当に苦しい戦いが多いので、そういうところの経験もそうですし、海外に行きたい選手もいると思うので。そういうところの経験を含めて若い選手にも伝えていきたいところはいっぱいあるので、まあ、聞かれれば答えますし。自分からも気付いたことがあれば言っていきたいなっていうのはあります。

-練習参加の期間は

それも全く決まっていないので、とにかく今はコンディション整える。上げて行くために。このチームに木山さん(監督)が呼んでくれて、チームの皆さんが歓迎してくれて、感謝しかないので。ちょっとでも練習から恩返しできればいいなと思います。

-J1昇格争いをする岡山に足りないと感じるものは

正直、まだ1日しかいないので、ハッキリしたことは言えないですし、ただ、これを続けていくことが大事だと思います。本当にブレずに続けていくことです。今日みたいな練習を続けていけば、1人、1人が100%の力を練習から出して、やっているのがすごく分かったので。逆に手を抜いているとか、甘い部分があれば誰かが指摘していたので、これはなかなか他のチームでもできることではないので。そういうことができているので、続けていけば結果も出ると思う。

-率直に今後のチーム探しについてどう考えているか

先の事は分からないですけど、もしかしたらこのチームでプレーしたいと思うことも、もちろん可能性がないわけではないので。そうなった時には精いっぱい、頑張りたいと思いますし。ただ、今はもうちょっと、いろんなところを探って行ければと思うのが正直なところです。あとはもう、コンディションを整えて、今はサッカーを楽しくできればいいかなと思います。

-黒髪にしたのは今回の練習参加のためか

そうですね髪の色はチームが、岡山さん(クラブ側)が黒髪でっていう話しだったので、はい。

-今後、大阪から通いで練習参加を続けるのか

通いながらではないです。こっちに(滞在)です。

-岡山に入ったのは

昨日です。まだ全然(岡山が)分からないので。来たことがJ2時代に試合で来た時以外は来たことがなかったので、イメージがまだ全然分からないです。

-チーム練習は4月の騒動以来、2カ月ぶりか

そうですね。2カ月、あの試合以来ですね。(これまでは)1人でやっていました。

-移籍先の希望は日本か、海外か

まだ全然、分からないです。(海外移籍は)まあ、なくはないですね。

-いつぐらいまでに移籍先は決めたいか

そうですね。いつぐらいというか、オファーが来ない限り(移籍)できないので。

-練習ができなかった2カ月間の正直な思い、セレッソ大阪への思いは

もちろん葛藤はすごくありましたし、いろんな思いはあったので。苦しくなかったかと言うと、それはウソになる。ただセレッソに対してはもう感謝しかないし、もう切り替えて次のところで頑張りたいなあ、と。あとはもう1度、サッカーを楽しくやりたいなという思いが、今はあります。

-退団するにあたってセレッソのチームメート、清武選手らと話はしたか

まあ、ちょくちょくですね。そこまで…。はい。そんなにめちゃくちゃっていうわけではなく、普通に話しました。

-難しい時期、どれぐらいの葛藤があったのか

いや、いきましたよ。サッカーを辞めようかなという思いもありましたし。でも、まあ、自分はサッカーしかないというのがあったのと、息子に『まだ辞めんといて』と言われたので。う~ん、他にもいろんな人に止められたっていうのは、そうですね。ありましたね。1人で(練習を)やるには限界があったので、今日は楽しかったですよ。気持ちの面も、体の面も。こうやっていい雰囲気のチームでできたのが良かったですし、本当に感謝しかないです。

-岡山の木山監督からかけられた言葉は

普通にサッカーをやってくれたらいいと言われて。コンディションを上げてくれ、それだけでチームのみんなが刺激を受けるからっていうのは言われました。