北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(38)が、26日のG大阪戦(札幌ドーム)で5試合ぶりに復帰することが濃厚となった。25日、札幌・宮の沢で前日練習に参加した。5月14日鹿島戦(1●4)で左ふくらはぎを負傷して離脱していた。「今自分のやるべきことに集中して、結果が無失点、勝利が目標。やることは変わらない」と、出番に向けて準備を整える。

プロ20年目で初めての長期離脱だった。「初めて」というケガは「自分の隙」と言い切る。鹿島戦前のウオーミングアップ中に痛めた可能性があるが、「試合中なのかアップ中なのか、わからない。やったことがないので」。張りを感じながらもプレーを続けた。

不在中、チームは苦しんだ。現在リーグ戦3連敗中。復活した守護神がチームを救う。ペトロビッチ監督(64)について「僕が今までやってきた中で一番いい監督だと思っている。彼以上の監督は僕のサッカー人生では現れないんだろうなと思っている。彼があるべき評価のところに僕たちは持っていかないと。彼に対して疑っている選手は本当に1人もいない」と信頼する。恩師のためにも結果を残したい。そう強く誓う。「いつも助けてくれているおやじのために頑張らない男なんていない。責任を持って戦いたい」と気合を入れていた。