J1ジュビロ磐田は14日、伊藤彰監督(49)との契約を解除したと発表した。

今季は25試合で5勝7分け13敗と大きく負け越し、最下位に低迷。成績不振を理由に解任となった。同監督はクラブを通じて「約半年、良いときも苦しいときもありましたが、常にチームのために戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも応援・サポートしてくださった、ジュビロ磐田ファミリーの方々に深く感謝申し上げます」などとコメントした。

13日のホーム浦和戦はクラブワーストタイの6失点を喫し、0-6で大敗。試合後、指揮官は名古屋との次戦に向けて、気持ちを切り替えていた。今季から就任したばかりで、シーズン終了まで指揮を執る意向だったようだが、屈辱的な敗戦の責任を重く見たクラブ側が浦和戦後に通達。シーズン終盤での解任劇となった。

また、磐田の黄金時代を支えた元選手で、元日本代表の鈴木秀人トップチームマネジメント部長(47)も、責任を取って解任となる。今季は残り9試合。選手は、J1残留に向けた監督解任の「劇薬」を浮上のきっかけにしなければいけない。なお、後任監督と強化部の体制については、決定次第発表するとした。