サガン鳥栖のU-19日本代表DF中野伸哉(19)が、代表経験を糧に、さらなる飛躍を期した。23日、佐賀・鳥栖市内で公開練習を行い、オンラインで対応した。
U-19日本代表に選ばれ、来年ウズベキスタンで行われるU-20アジアカップへの出場権獲得に貢献した。代表では基本、右SBを務めて「鳥栖でやっているようにサイドバックが中に入ることはなく、外で張ったり、低い位置で受けてビルドアップに参加することが多かった」という貴重な経験を積んだ。
その中で「引いて(守って)来る相手をどう崩すかがいい経験になった」といい、プレーの幅も広げた。23年U-20W杯(インドネシア)メンバー入りも見据える中で「U20のワールドカップはもちろん出たい。ステップアップとして上でやりたい気持ちもあるので、まずは置かれた立場で自分の100パーセントを出すことが大事だと思う」と意気込んだ。
鳥栖では、瞬発力を磨くための筋トレなどに力を入れているという。技術面も「1つ1つのパスだったり、精度を少しずつ上げてきた」と意識してきた。
今季は残り4試合。夏場以降、スタメンが増えたチャンスで、さらなる実績を積む。