浦和レッズが今季最多4失点を喫し、準決勝敗退となった。21日の第1戦は1-1とアウェーゴールを挙げたアドバンテージがあったが、ホームでまさかの完封負け。優勝した16年以来の決勝進出はならず。主将のGK西川周作(36)は「悔しい。一つ勝てば決勝まで行けたので」と唇をかんだ。

不運な形で先制を許した。前半23分、セレッソ大阪に細かくパスをつながれると、DF毎熊のシュートがクリアを試みたMF明本の足に当たってそのままゴール。西川は1歩も動けず、オウンゴールとなった。さらにその7分後に追加点を与え、前半に2点のリードを許した。

西川を中心にここまで堅守を誇ってきた。「チームのためにセーブをしたかった」。今季のリーグ戦は残り5試合。来年2月にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝も待つ。「ここから切り替えて、リーグ戦に頭の中を整理して臨まないといけない」。少しでも悔いを残さないため、これからにつなげるために、一戦一戦を全力で戦う。