J1ジュビロ磐田は30日、台風15号による豪雨で浸水などの被害を受けた磐田市豊岡地区でボランティア活動を行った。

練習後に選手約20人とスタッフらの総勢約50人が駆けつけ、豊岡北小学校周辺の道路で清掃作業を実施。側溝にたまった泥のかき出しや固まった土砂を工具で取り除いた。

この日は、一般のボランティアと協力しながら約3時間、活動した。DF伊藤槙人(29)は「少しでも困っている人の力になれればと思ってやらせてもらった」。MF山田大記(33)は断水が続いている静岡市清水区に物資を届けるなど、個人的な支援も行ってきた。今回のボランティア活動も清水との「静岡ダービー」が中止になったことを受けて、クラブに提案したという。チームは8日の鹿島との次戦に向けて、調整を続けている。山田は「ピッチで精いっぱいプレーすることで、困っている人へのエールにつながると思う。プロとしてピッチレベルから元気を届けたい」と力を込めた。【神谷亮磨】