川崎フロンターレの22年が終わった。シーズン最終節は3-2で勝利したが、横浜が勝ったため、奇跡の逆転優勝とはならなかった。16年以来、6年ぶりの無冠。前半途中に鼻を負傷しながら、最後まで戦い続けたキャプテンのDF谷口は「やっぱり1番に悔しい思いが出てきて。優勝したかった」と目を真っ赤にした。全試合出場のMF家長は「勝ち点3を最後取って終われたのは来年につながると思います。たったそれだけで、それ以上はないですね」。瞳からは、涙がこぼれていた。
劇的な展開だった。前半19分にMF脇坂のミドルシュートで先制するも、アクシデントが待っていた。同29分にGKチョン・ソンリョンが、スルーパスに抜けだした相手を倒し、一発退場。数的不利となった中、2度も同点に追いつかれた。ただ、最後は相手のオウンゴールで勝ち越し。まさに土壇場でのドラマチックな勝利となった。だが、横浜も勝った。鬼木監督は「最後やるべきことを、最後の最後までやってくれた。勝利への執念は見せてくれた」と選手をたたえた。クラブ史上初のリーグ3連覇へ向けて、まずは来季の覇権奪回を目指す。



