W杯カタール大会日本代表MF鎌田大地(26)の母校、東山が、2年連続5度目の優勝を果たした。
前半18分、相手ゴール前に真田蓮司(3年)から低く速いクロスを供給されると、セレッソ大阪内定のMF阪田澪哉(れいや、3年)がワンタッチで押し込み先制点。後半5分にも左足で追加点を挙げ、主導権を握り続けた。同20分にもFW北村圭司朗(3年)の追加点を挙げ、攻守の躍動で頂点を勝ち取った。
スタンドには福重良一監督(51)と大学時代の同級生で、来季からJ2町田を率いる青森山田の黒田剛総監督(52)も観戦して、勝負の行方を見届けた。
2得点の阪田は準々決勝、準決勝ではノーゴール。「今日は点を取りたいと思っていた。どんなゴールであれ、取りたいと思ったので、良かった。1点目のシーンは(真田と)目が合って、絶対来るなと思った。蓮司(真田)のパスのおかげです」と振り返った。
来季からJリーガーとなる阪田。先輩、鎌田の代表選出については「やっぱり自分たちの卒業生がワールドカップの舞台に立つのはすごい。自分もプロになることが決まって、今の東山の3年生の中では近いというか、可能性もある。自分もワールドカップメンバーに入るとか、活躍することを目指して行かないといけないとは思います」と話した。
昨年度は全国で初めての8強入り。「追われる者」としてのプレッシャーをはねのけてつかんだ2年連続の頂点だった。福重監督は「どの大会であれ、ファイナルはメンタル的に厳しい。試合前、選手にはそれぞれ(実力を)8割出そうと話した。そこでかけ算して、チームで120%の力にしようと。そこはできたと思います」と勝負の一戦を振り返った。
目標は全国制覇。阪田は「新チームになってから自分たちは日本一しか考えていない。目標をぶらさずにこれまでやってきた。高校3年生ラストの大会で日本一取りたいと思います」。
勢いそのまま、全国へ乗り込む。【波部俊之介】



