磐田東(静岡1位)が海星(三重2位)に0-2で敗れ、来季のプリンスリーグ(L)東海昇格を逃した。前半6分、ミスから先制点を献上。後半立ち上がりに迎えた好機を逃すと、同17分には追加点を許して力尽きた。チーム一丸で目指した2015年以来8年ぶりの同L復帰は、あと1歩のところでかなわなかった。
無情の笛が鳴り響いた。後半ロスタイムも表示された4分が経過し、0-2のまま試合終了を迎えた。MF港聖頼(せら)主将(3年)は「勝って終わりたかった。主将として、勝利に導けず悔しい…」と両手でキャプテンマークを握りしめ、ベンチでうなだれた。高校最後の公式戦で目指したプリンスリーグ昇格。王手をかけながらも、最後は悔し涙でにじんだ。
0-0の前半6分。自陣ゴール前でボールを奪われ、そのままネットを揺らされた。山田智章監督(57)も「最初の失点で勝負ありだった」と嘆いた痛恨の失点。立ち上がりに不本意な形で先制を許すと、徐々に歯車が狂っていった。
後半立ち上がりの猛攻も最後の精度を欠き、無得点。同17分には絶妙なループシュートで2点目を奪われ、その勢いも消えた。シュート4本で無得点に終わったMF谷野暁希(3年)は「自分の実力不足です」。反撃の1点は遠かった。
有終の美を飾ることはできなかった。それでも、今季は県総体を17年ぶりに制覇。コロナ禍で全国舞台には立てなかったが、指揮官は「チャンピオンも取って、3年生には良い経験をさせてもらった」と感謝の言葉を口に。続けて「1、2年生は今まで以上の努力をしていかなければいけない」と結んだ。3年生が残した「経験」という置き土産を糧に、来季へと向かう。【前田和哉】



