J3アスルクラロ沼津の元日本代表MF伊東輝悦(48)が3日、母校・東海大静岡翔洋高(当時は東海大一)の初蹴りに参加した。現役高校生との試合ではOBの一員として出場。清水エスパルスユースの沢登正朗監督(52)やJ3福島ユナイテッドFCの服部年宏監督(49)らと華麗なパスワークを披露した。初蹴りの参加は2年ぶりで「天気もよかったし、みんなが集まった中でスタートを切れたことはうれしい」と笑顔を見せた。

今年でプロ31年目。現役Jリーガーの最年長選手として新シーズンを迎える。昨季はリーグ戦4試合に出場するなど、鉄人ぶりを発揮。「やっぱりピッチに立てるのは気持ちがいい」と、公式戦出場への意欲も健在だ。今後は今月中旬のチーム始動日に向けて、コンディション作りを進めていく。

今季は元日本代表の中山雅史監督(55)が就任。沼津では選手として4シーズンともに戦った戦友と再び「タッグ」を組む。伊東は「監督としてどんなサッカーをするのか今からすごく楽しみ。選手として何か手伝えることもあると思うので、そこもやっていきたい」と共闘を誓った。【神谷亮磨】