セレッソ大阪に12年半ぶりの復帰が決まった元日本代表MF香川真司(33)が5日、東京都内で記者会見に出席。森島寛晃社長(50)から背番号「8」のユニホームを手渡され、「自分がその番号を大きなものしていければ」と語った。

香川は、スーツ姿で登場し「このたびはセレッソ入団記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。短い時間ではありますが、今の自分の思いを伝えたいと思います」と第一声。続いて森島社長が登壇し「これからセレッソのユニホームを着て、どういった活躍をしてくれるか、どのように勝利に導いてくれるか、ワクワク感でいっぱいです」と笑顔で話した。

その後、森島社長からユニホームを香川に渡す形で、背番号「8」が発表された。

香川はこれを受け「歴史のある、ずっと森島さんが背負われていて、また僕自身も背負わせていただき、その番号を背負いながら戦える(思いを)喜びに変えるだけ」と決意表明。森島氏が現役時代に着けたクラブエース番号への覚悟を示した。

また、移籍の理由については「22年のワールドカップ(W杯)まで、そこまではヨーロッパと決めていて、そのあとはどう感じるか」とし、C大阪側の長期戦に及んだ熱意にこたえた思いを語った。

高校時代にC大阪へと導いてくれた小菊昭雄監督(47)が、現在はチームの指揮をとる。

これには「長い信頼関係を築いてきましたが、でも、選手と監督の関係」とし、古巣での再出発にあたっての思いを吐露。

「横一列、競争の激しさは体験しているし、だからこそもっと飛躍していきたい。成長していきたい。日々のトレーニングに高みを目指しながらやっていきたい」と語った。

これまでベルギー1部シントトロイデンに在籍。21歳だった10年6月以来となる、Jリーグ及び古巣への復帰になった。今回の移籍に関して、初めてコメントする香川の会見には、多くのメディアが集まり、注目を集めていた。

チームは4日に宮崎キャンプを打ち上げ、香川は大阪市内で練習が再開される7日にも合流する可能性が高い。