セレッソ大阪のプロ2年目、MF岡沢昂星(19)が7日、期限付き移籍していたブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノから復帰した。大阪市内での練習にMF香川真司(33)とともに合流し、実戦練習では主にボランチやインサイドハーフで精力的に動いた。

下部組織出身で1年目だった昨年8月、ブラジルへの武者修行が決定。約半年間だったが、名門クラブの20歳以下のチームで背番号10をつけ、主力となって成長した。

この日、取材に応じた岡沢は「(向こうの選手は)後ろから相手をつかんでまでも、ボールを止める。絶対にやられない、という執着心にはびっくりした」と、本場でサッカーに対する姿勢を学んだ。

将来は日本代表になるためにも、海外移籍を熱望している。「C大阪の未来は明るいと言われていて、その中心選手になりたいという強い自覚がある。(ここで)先輩に負けていたら、これから先はビッグクラブにはいけない。負ける気はさらさらない。いいものを吸収しつつ、自分の持ち味をアピールしていきたい」と、C大阪でのポジション争いに自信を見せた。

香川とプレーしたことには「僕がサッカーを始める前から、日本代表の最前線で活躍していた、すごく憧れていた選手。世界を知っている選手が間近にいるのは、自分のこれからのキャリアにはプラスになる。積極的に聞きにいって、幅を広げていきたい」と、うれしそうだ。

ルーキーイヤーだった昨季は、ルヴァン杯で3試合1得点の結果を残し、リーグ戦では出場機会がなかった。2年目の今季は真価が問われる。