セレッソ大阪に12年半ぶりに復帰した元日本代表MF香川真司(33)が、18日のアルビレックス新潟との今季リーグ開幕戦(ヨドコウ)に、ベンチ入りすることが決まった。

出場すれば、Jリーグでは5月15日のヴィッセル神戸戦(長居)以来、12年9カ月ぶり。

後半途中からトップ下での出場が濃厚だが、その際、ピッチにいる味方全員が、香川とは公式戦で初めてのプレーになる可能性がある。

香川がドルトムントに移籍した10年、当時もC大阪で同僚だったMF清武弘嗣(33)は、今回の開幕戦は故障で欠場が決定。09年入団のGKキム・ジンヒョン(35)は今週、アクシデントでチームを離脱していたため、欠場の可能性が残されている。06年同期入団のDF山下達也(35)はベンチ外が濃厚。その他の選手は初めてのプレーになる。

新潟戦の前日17日、オンラインで取材に応じたMF奥埜博亮(33)は「(香川は)若い時から活躍し、世界でも結果を出してきた選手。一緒に練習、試合をできるのは自分にとってもうれしい。すごい見本にもなる。うまくサポートして、気持ちよくプレーできるようにしていきたい」と、香川との初連係に意気込む。

C大阪に加入3年目のMF為田大貴(29)は、今回の新潟戦で初の開幕先発が確実。香川について「こういう人が上にいくんだなという練習への向き合い方。始まる前の準備もそう。ピッチ外でも真司さんの行動はみんな見ている。自分たちも見習わないといけない」と話している。

新潟にはDF千葉和彦(37)が10年、当時も新潟所属として4月14日のナビスコ杯1次リーグC大阪戦にフル出場し、21歳の香川とは直接対決している。