ジュビロ磐田はアウェーで大宮アルディージャに0-1で完封負け。後半ロスタイムに痛恨の決勝ゴールを許した。

磐田に悪夢が待っていた。後半ロスタイム、クロスの折り返しを中央で合わされて痛恨の失点。大宮サポーターの興奮が冷めやらぬ中、試合終了の笛が鳴る。今季初の連勝どころか、最低限の勝ち点1も土壇場で消えた。横内昭展監督(55)は「前半は決定機を作り、後半も我々の時間帯が多かった。最後にあのような失点をして、まだまだ力が足りない」と唇をかんだ。

ゴールだけが遠かった。前半13分、FW杉本健勇(30)がMF金子翔太(27)とのパス交換から右足で狙うもシュートは枠の外へ。同15分にはMFドゥドゥ(26)がCKを右足で合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。序盤から主導権を握り、何度も決定機を作った。だが、仕留めきれない。同監督は「(ボールを握って)動かすだけでは試合は勝てない。完結できなかったのは課題」。精度の低さが重くのしかかった。

次節は18日。ホームで宿敵・清水を迎え撃つ。指揮官は「もちろん特別な試合の1つでもあるが、長いリーグ(戦の中)の1試合。しっかり準備をして戦いたいと思う」と話し、顔を上げた。