セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(33)が古巣復帰後、初めてリーグ戦の先発に指名された。

今季リーグ戦初勝利を懸けた開幕4戦目の舞台。17日に34歳の誕生日を迎えるベテランにとっては、33歳最後の公式戦になる。

香川のリーグ戦先発は前回のC大阪所属時代以来。ドルトムントに移籍する直前の10年5月15日ヴィッセル神戸戦(長居)以来で、12年10カ月ぶり。得点すればその試合以来になる。

8日のルヴァン杯1次リーグ開幕FC東京戦で復帰後、公式戦初先発を飾った香川は63分間プレーし、1-0の勝利に貢献。今回は中3日の強行軍だったが、その高い技術や試合を安定させる力が改めて認められた形だ。

小菊昭雄監督(47)は、東京戦で先発した香川について「自分が先発で勝利もたらすんだというオーラを練習だけでなく、ミーティングでも出していた。頼もしい存在だった」と明かしている。

香川は2月にベルギー1部シントトロイデンからC大阪に復帰後、昨年11月に手術した左足首の状態を慎重に見極めながら、リーグ戦はこれまで3試合に途中出場、ルヴァン杯は1試合に先発出場していた。