セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(33)が古巣復帰後、リーグ戦初先発で初ゴールを挙げた。

前半38分、FW加藤のクロスから左足のダイレクトボレーでゴールした。これがJ1通算15試合8点目。香川は後半24分に退き、試合はC大阪が2-1で競り勝ち、今季リーグ戦初勝利を飾った。

17日に34歳の誕生日を迎えるベテランは、33歳最後の公式戦で自ら節目の1発を放った形だ。

前回のリーグ戦の得点は、C大阪からドルトムントに移籍する直前の10年5月15日ヴィッセル神戸戦(長居)で12年10カ月ぶり。最後に先発したのも同試合だ。

香川は2月にベルギー1部シントトロイデンからC大阪に復帰し、昨年11月に手術した左足首の状態を慎重に見極めながら、リーグ戦はこれまで3試合に途中出場、ルヴァン杯は1試合に先発出場していた。

その8日のルヴァン杯FC東京戦は復帰後、公式戦初先発し、復帰後は最長となる63分間プレーした。

C大阪にとっても今季公式戦初勝利となり、香川は「内容よりも勝つことが大事だった。みんなに(勝つことで)与える自信、空気感は違う。個人、チームの連係をもっと高めていきたい」とコメントした。

この日は中3日の強行軍だったが、公式戦2戦連続で先発した。体調にも問題なしと判断され、ピッチに送り出されていた。