セレッソ大阪の元日本代表DF進藤亮佑(26)が、2つのミッションを持って29日の広島戦(ヨドコウ)に挑む。勝てば現在の7位から優勝戦線へと突入できる。

広島戦は昨年、公式戦4戦全敗。最後に広島に勝ったのは、21年9月22日の1-0で制したアウェーでのリーグ戦になり、その試合は初めて右サイドバックで先発した進藤が、ストライカー顔負けの豪快な決勝点を左足で記録した。

進藤の本職はセンターバックで、今回の広島戦は今季の役割通りにベンチスタートが確実。25日、大阪市内での練習後、取材に応じて表情を引き締めた。

「自分はDFとして、自陣で相手の動きをしっかり跳ね返すことをアピールしたい」と、前節23日の柏戦同様にセンターバックで投入されれば、ゴール前の守備を最優先にすることを誓う。

通常の4バックから、逃げ切りオプションの5バックの一員として起用され、あるいは、併用されている右サイドバックでの出場もある。

「それプラス、攻撃のところ。どんなにビルドアップでうまい選手がいても、結局はゴールを取るか、取られるか。セットプレーを大事にしている自負があるので、そこ(攻撃力)は出していきたい」

セットプレーで攻撃参加し、得意のヘディングシュートなどで得点力を発揮することもノルマにする。

J1通算117試合14得点の実力者も、昨年の広島戦は全4試合のうち、出場したのは途中からのリーグ戦1試合のみ。

「僕は広島戦だからという(過度な)思い入れはない。(ほとんど)出ていなかったので。僕の今の状況(ベンチスタート)で言えば相手は関係ない。とにかく1試合1試合、チャンスがあれば結果を出すだけ」

21年に札幌から移籍して3年目。けがなどで過去2年は不本意な時間を過ごしたが、今季はここまで5試合に途中出場し、いぶし銀の役割を果たす。小菊監督も「(試合終盤に)集中力、パフォーマンスを発揮する能力は本当に高い」と評価している。

攻守とも類いまれなセンスを持つ背番号3が、堅守を貫いた上で意外性の1発を狙っている。