J1アルビレックス新潟(10位)は今日29日、アウェーでFC東京(8位)と対戦する。20年から就任2年で新潟のパスサッカーの「ベース」を作ったアルベル監督(55)と、それを「進化」させる松橋力蔵監督(54)の初対決。松橋監督は「全員が『やってやろうぜ』と思っている。いいサッカーをしてアルベルを困らせたい」と意気込む。

2人は21年に監督とコーチの立場でタッグを組んだ。ともにボールを愛しながらゴールを狙う攻撃スタイルを好む。「(東京は)タレントを生かす構造を持ったサッカーをしている」と警戒するが、「奪ったボールを高い位置につけて相手を間延びさせたい」と得点数で上回ることをイメージする。

新潟は前節23日、ホームで鹿島アントラーズに0-2で完封負けした。悔しい敗戦に、今週初めのミーティングでは選手全員が意見を出し、思いを擦り合わせた。「(監督)就任当初に立てた目標。原点を再確認した」。守備を固めた相手に効果的な攻撃を仕掛け切れなかったが「スタイル、自信を失っているわけではない。自分たちの流れになるように90分間をしっかりデザインしたい」と話す。

中3日で続くゴールデンウイーク3連戦初戦。3勝3分け3敗の勝ち点12で並ぶ相手を蹴散らし、上位浮上へ「パスのサイズを変えながら、相手のテリトリーを取っていきたい」。進化させた攻撃サッカーで勝利をつかみにいく。【小林忠】