横浜がホームで京都に4-1で快勝し、今季2度目の連勝とした。日本代表MF西村拓真(26)が鮮やかなボレーで先制点。前半10分、右CKでDFに厳しくマークされつつも、倒れこみながら右足ダイレクトで合わせた。「あまり見えなかったけどうまくミートできた」という技ありの1発。川崎Fとの開幕節以来となる今季2得点目でチームを勢いに乗せた。

3月には日本代表に招集された。一方で体調不良もあった4月のリーグ戦は8日の第7節横浜FC戦から29日の第10節名古屋戦まで、19年優勝の立役者でもあるMFマルコス・ジュニオールに先発を譲った。「常に盗んでいるし、彼から学んでいる」と仲間から刺激を受けつつ、前節からは再びスタメンを勝ち取ってこの日は結果を残した。

たとえ日本代表であっても、ポジションが約束されることはない。「先制したら、より襲いかかる。相手より走って、自分に勝つイメージでやることが大事」。妥協なく取り組めば結果はついてくると、昨季のタイトル獲得で証明した。出番を勝ち取り、結果を残す-。王者がどのチームよりもどん欲に競争を続ければ、白星は積み重なっていく。【岡崎悠利】