セレッソ大阪は7日、天皇杯初戦となる2回戦で、兵庫県代表のチェント・クオーレ・ハリマ(関西リーグ1部)と本拠地ヨドコウで対戦する。昨年度ベスト8に終わったC大阪は、17年度以来の優勝を目指す。

相手は4つ下のカテゴリーにおり、現在関西リーグ1部で4位(全8チーム)。前身はバンディオンセ加古川で、今回が2大会連続の出場になる。

小菊昭雄監督(47)は6日、大阪市内で調整後、オンライン取材に応じ「将来を担っていく選手が明日、躍動することで、チーム内の競争が激しさを増す。若い選手、試合から離れている選手のパフォーマンスを楽しみにしている」と、若手や控え主体で臨むことを明らかにした。

天皇杯では過去、Jクラブが格下に波乱の黒星を喫した例は多くある。C大阪もJ2時代の15年、1回戦でFC大阪(当時JFL、現J3)に1-2で敗れた苦い経験もある。

指揮官は「立ち上がりから自分たちのサッカーをまっとうし、向かっていくのが大事。特に(格下との戦いは)メンタル面が難しくなってくる。自分たちが主導権を握れない時間帯も当然出てくるが、我慢できるか」とし、チーム内で注意点を共有するという。

普段は控えが多く、今季ここまで3試合すべて途中出場のMF喜田陽(22)は「一番は、勝つことを意識してやりたい」という前提で「しっかりアピールもしたい」と意気込んだ。

今季のC大阪は、ここまでのリーグ戦8勝2分け6敗、6位と好位置につける。ただ、直近3日の名古屋戦は1-3と完敗しており、選手の大幅入れ替えで臨む今回は、格下相手だが油断は禁物になる。