セレッソ大阪が関西リーグ1部のチェント・クオーレ・ハリマ(兵庫)との2回戦で大勝し、3回戦へ駒を進めた。

この試合で先発起用された10代3選手のヘディング弾が、勝利を決定付けた。

早々の前半7分、MF原川力(29)の左CKからFW北野颯太(18)が、ゴール前で相手のマークを外してニアサイドでフリーになって、頭で流し込んで先制に成功した。

その後はバックパスやパスミスが多くなり、5バックで守るハリマを崩しきれない時間が続いたが、若い力が後半に勢いを生み出す。

後半8分に再び左CKのチャンスを得ると、これにMF阪田澪哉(19)がうまく合わせ、頭でたたきつけて2点目を決める。さらに同10分にはこの試合で右サイドバックに起用された石渡ネルソン(18)が、左サイドからの浮き球のパスに走り込んで、ダイビングヘッドを決めた。

初先発で初ゴールを決めた石渡は「最高やった。打った瞬間ボール見えなかったけど、その瞬間(スタンドが)沸いてたので、入ったんや!と思った」とはつらつと話した。

若手を積極起用して5得点大勝と結果につなげた小菊昭雄監督(47)も、「セレッソの未来が明るいことを見せることができた」とフレッシュな力の活躍を喜んでいた。