ヴィッセル神戸の元日本代表FW武藤嘉紀(30)が9日、10日のC大阪戦(ヨドコウ)で実現するMF香川真司(34)とのJリーグ初対決に胸を躍らせた。

2人は18年W杯ロシア大会代表であり、Jリーグ発で欧州から再び日本に戻った実力者同士。香川が12年半ぶりに今季から古巣に戻り、同じ関西圏に住む武藤から食事を誘うなど交流を深めている。

この日、オンラインで取材に応じた武藤は「日本を引っ張ってきた選手なので、一緒にプレーできるのは誇りに思う。34歳になってもあれだけ走っている。プロフェッショナルさは尊敬する。間で受ける技術や展開する力はC大阪の脅威なので、させないことが大事になってくる」とした上で「ピッチに入れば、リスペクトなし」と話した。

今季の武藤は、ここまで15試合6得点と好調で、首位の原動力になっている。

開幕前は、得点王を目標の1つに掲げていたものの「自分のエゴでシュートを打つのではなく、よりチームが勝てる選択をしたいと最近は思っている。みんなが信頼し合っているのが、神戸のいいところ」と、新たな境地を見いだしている。