専大北上(岩手)が尚志に4-2で競り勝ち、4年ぶりに決勝進出。初優勝に「王手」をかけた。

延長前半、MF昆野杏梨(2年)が2ゴールを挙げ、勝負強さを発揮した。聖和学園(宮城)はノースアジア大明桜(秋田)に4-0で大勝。前半、FW米村歩夏(3年)が先制ゴール。後半は相手をシュート0本に封じた。決勝に進出した2校は全国高校総体(インターハイ、北海道)の出場権を獲得した。

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苦しい試合展開にもめげなかった。後半12分、昆野杏のアシストからMF工藤蒼生(3年)のゴールで突き放し2-0。だが、尚志に意地を見せられた。同28分、右CKを直接決められると、同ロスタイム1分にはカウンターから同点ゴールを献上。佐藤徳信監督(39)は「カウンターや縦に速いことは(尚志は)優れていると思うので、そこにうまくはまった。どちらかというと相手を褒めるところ」と振り返った。

2-2で迎えた延長前半。昆野杏は「キャプテン(MF白石朝香)やベンチの声で『自分たちなら絶対できる』と信じ、もう1回落ち着かせて臨んだ」。同7分、FW大野妃菜(2年)とのコンビネーションから、左足で勝ち越しゴール。同10分は右足で決め、高校初の公式戦複数ゴールで、1月の東北高校新人で敗れた相手に雪辱。昨年の準決勝では常盤木学園(宮城)に0-1で惜敗していただけに「3年生の悔しい顔をいっぱい見てきた。今日勝たせられて良かった」。

負けられない一戦。“援軍”の後押しも心強かった。午前中には男子サッカー部が準決勝を戦った後(青森山田に0-1で敗戦)、午後1時開始の女子準決勝を応援。「背中を押してくれる声もたくさんあった。応援のおかげで頑張れた」と昆野杏。全国切符を手にしたチームの目標は全国4強。「東北チャンピオンもチームの目標。絶対達成できるようにチーム一丸で勝ちきりたい」と19日の聖和学園戦に向け、闘志を燃やした。【相沢孔志】

 

○…聖和学園(宮城)がシュート28本の猛攻で、4年ぶりの決勝進出だ。前半20分、ペナルティーエリア外中央からパスを受けた米村が右足を振り抜き、先制ゴール。「今日は絶対『先制点を決める』と決めていた。思い切って打った」と振り返った。後半はFW今村栞愛(かなり、2年)の2ゴールで快勝したが、前半は自陣でのミスから失点のピンチもあった。DF佐々木はるか主将(3年)は「入りが良くなかった。東北大会1戦目で芝に慣れていなくて、足元にボールがおさまらないことが多かった」と課題を挙げた。