昨年度の全日本大学選手権で準優勝した新潟医療福祉大男子サッカー部が24年4月、同大キャンパス内に専用グラウンドを開設する。

05年創部からアルビレックス新潟の練習場と隣接する新潟聖籠スポーツセンターアルビレッジを活動拠点としてきたが、来春からは新グラウンドと併用する形で強化を進める。完成後はチームスタッフや選手らによる小~中学生を対象にしたサッカークリニックなどで地域とのつながりも深め、日本一を目指す。

来春開設の新グラウンドは照明付きの人工芝サッカーコート1面とハーフコート1面。鉄筋2階建てクラブハウスにはホーム&アウェーのロッカールームとシャワー室も完備。多目的ルームなどもそろう。佐熊裕和監督(59)は「よりサッカーに打ち込める環境が整う」と話す。

創部以降、大学キャンパスから約10キロ離れたアルビレッジで強化を進めてきたが、県内外の団体が利用するため、ピッチの使用時間に限りがあった。新クラブハウスにはスタッフが常駐するため、チーム練習以外にも自主トレに取り組める。「圧倒的にボールに触れる機会が増える。個人スキルの向上につながる」。

グラウンド完成後は小~中学生を対象にしたサッカークリニック、GKプロジェクトを定期的に開催する予定。所属チームに関係なく無償で参加を募る。「純粋に楽しんでほしい。大学生の勉強にもなる。地域とつながり、盛り上げていきたい」と笑顔を見せる。

14年に就任した佐熊監督のもとから15人がプロの世界に飛び込んだ。今季、J1では新潟MFシマブク・カズヨシ(23)がプレー。千葉FW小森飛絢(22)はルーキーながらJ2で9ゴールを奪う活躍を見せる。部員は120人を超え、トップチームは夏の総理大臣杯への5大会連続7度目の出場を決めている。グラウンド完成後は練習試合も増える。「さらに強化を図っていきたい」。勝利と育成を両立させる新潟医療福祉大が、勢いを加速させる。【小林忠】