フランス王者に2度もリードを許したセレッソ大阪だったが、前日に「勝負にこだわる」と宣言していた小菊昭雄監督(48)が、公約通りの白星をつかんだ。

「世界のトップに勝てたことはうれしい。試合前に選手と共有したのは、必ず全員の力を結集して勝つこと、各選手は出た時間でそれぞれ後悔のないようトライすること。私は試合中、ずっとうれしかった。最初からひるむことなく、攻守にアグレッシブにトライしてくれた。90分間があっという間だった」

中盤の屋台骨を背負うMF香川をあえて、後半開始から投入。鈴木に代わったことで、そのまま主将マークを預けた。その香川が同点で迎えた後半34分、決勝点を奪った。

指揮官は「真司は意図的に後半に出した。少し試合から遠ざかっている選手が多い中、真司に引っ張って欲しいという期待を込めて、主将で託した。ゲームコントロール、守備、みんなすばらしかった。(その中で決勝点まで決めて)一番おいしいところを持っていく選手」と絶賛した。

また、プロ1年目のMF石渡ネルソン(18)や、同2年目のFW北野颯太(18)ら若手が躍動したことにも言及した。特に北野は、後半22分に左足で同点ゴールをマークした。

「若い力が、すばらしいパフォーマンスを発揮してくれたことがうれしい」

これで気持ち良く、中断明けの公式戦に向かえる。

リーグ戦で現在5位につけるC大阪は、8月2日に天皇杯4回戦の湘南戦(ヨドコウ)、同6日にリーグ再開戦となるFC東京戦(ヨドコウ)が待つ。パリ・サンジェルマン撃破の自信を胸に、2つのタイトル獲得を目指す。