セレッソ大阪が今季初の3連敗を喫した。鹿島、神戸との上位対決に続き、この日は最下位湘南に敗れ、3試合とも完封負けという結末となった。
小菊昭雄監督(48)は「(前節までの)大一番に2連敗し、選手は難しい状況だったとは思うが、湘南戦に向けて(攻守の狙いを)共有して、非常に素晴らしい準備をしてくれた。この試合に懸ける熱い思いが伝わっていた。勝たせてあげられなかったのは、残念に思う」と、敗戦の責任を受け止めた。
テコ入れに先発は3人入れ替えた。故障離脱していたGKキム・ジンヒョンが4カ月ぶりに、MF奥埜がFWの位置で12試合ぶりに、DF西尾は27試合ぶりに先発した。
前半からFWレオ・セアラらがシュートで襲いかかるものの、クロスを含めて精度が低く、相手の好守もあり、先制できなかった。
後半も押し気味に進めたが、湘南の粘り強い守備にリズムが徐々に悪化。後半34分以降に相次いで失点し、終わってみればホームでの完敗だった。
指揮官は「まだ5試合ある。昨年もルヴァン杯決勝で負けて、チームが失速してしまった。同じ失敗をしないように、5連勝して(当初からの目標の)勝ち点60、3位にいけるかは自分たち次第」と、巻き返しを誓った。
敗れたC大阪は勝ち点45のまま、6位から7位へと後退。目標の3位(現在浦和)へは、勝ち点5差の状況にいる。