尚志が聖光学院を3-0で破り、3連覇で14度目の出場が決定。前半33分、FW笹生悠太(3年)の先制ゴールを含む3得点で全国大会への切符をつかみ取った。
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仲間にささげるゴールだ。笹生はゴールネットを揺らした瞬間、大きく手を広げ、雄たけびを上げた。聖光学院の堅守に苦戦しながら迎えた前半33分、FW安斎悠人(3年)が放ったシュートは左ゴールポストを直撃。だが、笹生はそのこぼれ球を見逃さず、ゴールへ押し込んだ。「野性型なので本能で動いた。自分にしかできない。チームを勝たせたい一心だった」と振り返り、「試合に出ていない選手の応援が力になった」と、全員の思いが詰まったゴールだと胸を張った。
「もうロッカールームで泣きたくない」。昨年の全国選手権はPK戦にもつれ込む激闘の末、国見(長崎)に2回戦敗退。2度と同じ思いはしないと誓い、プレミアリーグで活躍するFWアーリング・ハーランド(23=マンチェスターC)のプレーや動きを参考に、練習に励んできた。さらに安斎、MF神田拓人(3年)が、U19日本代表メンバーに選出。「今は追いかける存在だが、いずれは越えたい」と闘志を奮い立たせている。
狙うは「プレミアリーグ」と「選手権」のダブル制覇だ! 参戦中の高校最高峰プレミアリーグは残り3試合。首位青森山田を勝ち点1差の2位で追う。笹生は「1試合ごとに成長している。(プレミアで)優勝して選手権につなげたい」と目標を掲げた。渡辺優空主将(ゆら、3年)は「1人1人の個性を光らせて、観客を魅了するサッカーをしたい」と意気込んだ。目標のダブル制覇を達成し、うれし涙で花道を飾る。【木村有優】



