アルビレックス新潟はホームでFC東京とスコアレスで引き分けも、7試合連続負けなし(3勝4分け)で勝ち点を41に伸ばした。

序盤は相手に押し込まれたが、7月7日のヴィッセル神戸戦以来、約4カ月ぶりの先発出場となったFW谷口海斗(28)が果敢にゴールに迫った。中盤ではMF星雄次(31)が豊富な運動量を生かしてピッチを縦横無尽に走り回り、攻守で存在感を示した。リーグ戦は残り2試合。次節24日はアウェーで横浜F・マリノスと対戦する。

谷口が何度もホームスタジアムを沸かせた。前半だけで4本のシュートを放ち、後半19分にはMF太田修介(27)の縦パスに反応し、相手と競り合いながら左足で狙った。「チャンスがあった中、結果が欲しかった」。16試合ぶりゴールとはならなかったが、79分間の出場で可能性のあるシュートを連発した。

左足首の負傷から復帰後、直近2試合は途中出場。5日のアルティスタ浅間(北信越リーグ1部)との練習試合で2ゴールをマークし、完全復調をアピールした。リーグ戦12試合ぶり先発出場となったこの日は、日本代表経験のあるDF長友佑都(37)、森重真人(36)とマッチアップ。対人能力、駆け引きの部分で高いレベルを感じたが「自分のところでチャンスは作れていたと思う」と振り返る。松橋力蔵監督(55)も「攻撃もそうだが、守備でもアグレッシブに行って陣形をひっくり返す。非常にいいプレーをしてくれた」と評価した。

中盤の底では高宇洋(25)とコンビを組んだ星が攻守で躍動。8月12日の湘南ベルマーレ戦以来、約3カ月ぶりの先発出場で、体格差のあるFWディエゴ・オリヴェイラ(33)からボールをかっさらい、正確なパスを広角につなげた。勝てなかったことを悔しがりながらも、7戦負けなしを「継続しながら(勝利を)奪いきるところをみんなで突き詰めていく」と前向きに捉えた。

次節24日の横浜戦までリーグ戦は再び中断。谷口は「体作りも技術も、もっと良くして練習から(得点を)決めきる部分にこだわる」。横浜の下部組織出身の星は「個人的に一番楽しみ。出番があれば自分のプレーをしたい」と話した。【小林忠】