昨年度の全日本大学サッカー選手権(インカレ)で準優勝した新潟医療福祉大は1日、同大で「Jリーグ加入内定選手合同会見」を開いた。

J2いわきFCに入団するサイドアタッカーのMF坂岸寛大(横浜創英高)、J3ガイナーレ鳥取に入団するストライカーのFW田中翔太(青森山田高)、J3アスルクラロ沼津に入団する司令塔のMF沼田航征(FC東京U-18、小平西高)が、それぞれ抱負を語った。

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J2いわきに加入する坂岸は味方と関わりながらチャンスを創造するサイドアタッカー。「左足のキックと運動量を見てもらいたい。2桁アシストを目指す」。大学入学後は下のカテゴリーでプレーしたが、3年夏で主力に定着すると一気にブレーク。4月にはパリ五輪を目指すU-22日本代表候補合宿にも初招集された。「エリートの道を進んできたわけではない。そういう選手でもプロで活躍できるんだというところを示していきたい」と意気込む。

J3鳥取に進む田中はインカレの前回大会得点王(4点)。今季の北信越大学リーグ1部でも得点王(14点)に輝いた。体の強さとゴールへの嗅覚を武器にプロ1年目から得点量産を狙う。青森山田3年時の全国選手権の準決勝・帝京長岡戦では得点後に他4選手と漫画「ドラゴンボール」の「ギニュー特戦隊」の決めポーズを披露。当時の黒田剛監督(53=現J2町田監督)から“大目玉”を食らったが、大学を経由し、プロ入りをつかんだ。「自分のゴールで勝利に導きたい」と決意する。

J3沼津に加入する沼田は展開力とハードワークを売りに開幕スタメンを狙う。10月、沼津の一員として練習試合に出場した。戦術に即時に適応する柔軟性を示したが「決定機をいかせなかったので、ワンチャンスを逃さずに決めきれる選手になっていきたい」とレベルアップを目指す。

同大は無敗で北信越大学リーグ1部7連覇を達成し、7日開幕のインカレへの6大会連続9度目の出場を決めている。準優勝した前回大会も主力だった3人の目標は北信越勢初の日本一。主将の沼田は「(前回準優勝の)悔しさを晴らせる舞台はインカレしかない。チーム全員で頑張っていく」。3人は全国初制覇を置き土産にプロの世界に飛び込む。【小林忠】

◆坂岸寛大(さかぎし・かんた)2002年(平14)1月18日生まれ、神奈川県出身。FCムサシ-さぎぬまSC-大豆戸FC。18年神奈川県選抜。23年全日本大学選抜。U-22日本代表候補。168センチ、64キロ。利き足は左。

◆田中翔太(たなか・しょうた)2001年(平13)4月10日生まれ、千葉県出身。中原FC-エクサス松戸SC-青森山田高。青森山田高3年の19年度全国選手権で準優勝し、優秀選手に選出される。20年日本高校選抜入り。178センチ、75キロ。利き足は右。

◆沼田航征(ぬまた・こうせい)2002年(平14)1月12日生まれ、東京都出身。小平FCウィングス-FC東京U-15むさし-FC東京U-18。高3時にトップチーム登録(2種)され、FC東京U-23でJ3リーグ5試合に出場。177センチ、69キロ。利き足は左。