新潟レディースが終了間際の劇的ゴールでちふれ埼玉を下し、WEリーグ3季目で初の2桁10勝目を挙げた。前半34分にFW道上彩花(29)の今季初ゴールで先制。勢いに乗ってリードを広げたかったが、1-0で折り返した後半4分にまさかの失点を喫した。女子日本代表GKの平尾知佳(27)がゴール前で受けたパスを空振り。詰めていたちふれ埼玉のFW吉田に同点ゴールを献上した。

このまま引き分けで終了かと思われたが、追加タイム2分に歓喜が待っていた。右CKから、途中出場のFW児野楓香(26)がMF川村優理(34)のヘディングパスに「触るだけでした」と右足で反応。22年以来、2年ぶりのリーグ戦ゴールとなる勝ち越し弾で、チームだけでなく、痛恨ミスのGK平尾も救った。

新潟は勝ち点32で3位をキープ。次戦は中2日の21日にホームで長野と対戦する。