JFLアトレチコ鈴鹿にJ2横浜FCから期限付き移籍したFWカズ(三浦知良、57)が、国内復帰戦で途中出場した。1点を追う後半17分から背番号11がピッチへ。自身が持つ55歳267日のリーグ最年長出場記録を57歳139日に更新した。

ポルトガル2部オリベイレンセから約1年8カ月ぶりの帰還。登録可能になったこの日の試合で、さっそくベンチ入りしていた。自身が持つ55歳259日のJFL最年長ゴール更新を狙ったが、チームとして防戦一方でボールが回ってくることはなく、シュートは0本に終わった。試合後の主な一問一答は次の通り。

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-ピッチに入って、まずは練習開始前にポーターのところへ。声援をもらって

またこのスタジアムに帰ってこられて、うれしかったですし、いくつか(試合会場が)ある中で、このスタジアムは個人的には好きなんで、ここでホームを迎えられたことは、自分にとってすごくうれしかったですね。

-最初、ベンチから試合を見ていて

今日はもう、自分たちのリズムでは、ちょっとプレーできなかったかなと。チャンスもほとんどつくれなかったですし、相手の方がチャンスの数もだいぶ上回ってましたし、スコアは0-1でしたけど、相手は決定的なチャンスが何度もありましたしね。うちも後半に入ってからポストをたたいたりとか、何度かいいシュートありましたけど、チームとして、攻撃の部分で崩して、みんなで崩せた場面はほとんどなかったんで。リズム的にはほとんど90分間、あまり良くなかったんじゃないかな。

-途中出場したJFLの最年長出場記録を更新した

特にないですね、そこは。あまり意識して、というか、いま言われて初めて、あぁそうなんだ、という感じでしかないですね。

-試合中はヘディングで競り合う場面もあった

さっきも言ったように、チームとして何かできたかというと、本当に90分間、ほとんど何もできなかったんで。個人的にヘディングしたとかそういうことは別にして、もう少しチームとして自分たちのリズムをつくるというか、みんなで関わって、意図を持ったプレーをしていかないと、なかなか点は取れないのかなと思いましたね。

-2シーズンぶりの国内復帰

皆さん、本当に温かく迎えてくれて、ピッチに立てたこと、皆さんのおかげだと思いますんでね、今日、来てくれたサポーターの皆さん、いろいろなところで見てくれている方たちに感謝したいなと思います。

-先制されて入った場面で意識したことは

もう少し、ためをつくった攻撃から、さっきも言ったように、みんなが関わって、選手1人2人がもっと攻撃に関わって、1人目2人目3人目、3人目の動きなどをやりながら相手を崩す形ができれば良かったんですけど、そういう形がほとんど、僕が入ってからはなかったんで。個の勝負になってしまって、サイドからの個の勝負で何とか打開策という感じのゲームになってしまったんで、リズムがなかったんで、ちょっと悔しい内容、残念な内容だったかなと思います。

-個人としては

ほとんど何も…。ボールも足元で受けることもなかったですし、センタリングに何とか合わせようと思って入っていったくらいで、それしかなかったんで、ほとんど何もないまま終わってしまったなと。あとはディフェンスをしていただけかなと。

-次節以降への意気込み

毎試合毎試合、毎週毎週、試合はやってきますんで、一喜一憂せずに、次の試合に向けていい準備をするだけなんで。今日の試合はしっかり反省して、また成長できるように、取り組んでいきたいなと思います。

-期待にどう応えたいか

やはり皆さん、ゴールに期待してくれていると思いますんでね。よりゴールに近いところでプレーしたいですし。ただ、そのためには、チームとしてどういう風に機能して、相手を崩していくか、自分がどう関わっていくか、ペナルティーエリアの中に入ったら、積極的に自分自身も仕掛けていきたいなと思っています。

約1年8カ月ぶりの国内試合だった。今夏まで挑んだポルトガルでは、監督からも同僚からも、レジェンドの経歴や年齢に忖度(そんたく)されることがなかった。強度とハードワークを求めてくれた。「厳しい言葉も言われたし、忖度なく接してもらえたことで、精神的に若くいられた。そのピチピチ感を出せたら」と新天地でのプレーを見据えていた。

来年はプロ生活40年目を迎える。「明らかに他の選手より年上。ベテランらしいプレーと言われるけど、ベテランらしくないプレーができたら」。その中で、この日も2トップの右に入り、前線から力強くチェイスした。後半38分には、センタリングに対して果敢に頭から突っ込んでGKと競り合い、自身の体がゴールインするほどの、身をささげるプレーも見せていた。

次節は21日、敵地でレイラック滋賀と対戦する。