FC町田ゼルビアがホームで初の準々決勝進出を決めた。

京都サンガを相手に前半にDFラインの背後を取られて1対1となる場面が続いたが、GK谷がいち早く飛び出してコースを消した。FWマルコ・トゥーリオはループシュートを狙うしかなく、ゴール枠を外れた。

黒田剛監督は「しっかり谷が前に出て相手のミスを誘う形で前半をゼロでしのげたことが最終的に大きかった」。前半の攻防が試合の結果を左右した。

後半14分に右ウイングバックに入った望月が中央にポジションを取り、FW藤尾を狙ってスルーパスを送る。相手の足に当たり、スペースへこぼれたところに藤尾が素早く駆け寄り、左足で流し込んだ。

ボランチにDF中山を起用する配置も当たり、リーグ戦4位に付ける京都に対し安定した試合運び。後半アディショナルタイムのCKで相手のヘディングシュートがゴールラインを割りそうになったが、カバーに入った望月が長身を生かして頭でクリアするビッグプレーでしのいだ。

黒田監督は1-0というスコアも踏まえ、「これが町田の勝ち方。我々の狙いが(結果に)すごく直結している。後半良ければ2点、3点と取れるような場面もあった。これはまたトレーニングの中で改善していきたい」と満足そうに話した。

今季開幕前には「今年は何かしらのタイトルを取りたい」との誓いを立てた。その目標まであと3勝と迫った。「またクラブの歴史の扉を1つ開けることができた」。そう表現した黒田監督はこう続けた。

「ルヴァンは負けてしまいましたけど、天皇杯では彼らの気合というものがすごく日常から見えていますし、ここ数週間のすごく暑い中でも集中力を切らすことなく、彼らは奮起して強度の高いトレーニングを積み重ねている。だからこういう結果にもつながってくる。頑張った分、きちっと結果として返ってくることは彼らの中でも十分に認識できたと思う」

これで公式戦8連勝。中3日で今度はリーグ戦で首位の神戸と対戦となる中、「もう一度きちっと(課題を)共有しながら次の準備を進めたい」。黒田監督は勝って兜の緒を締めた。

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