ヴィッセル神戸が清水エスパルスを下し、首位鹿島アントラーズに食らい付いた。
ホームの神戸が清水ゴールに向かう場面が多くなった中、清水が先手を取った。
前半40分にセカンドボールを拾って左へ展開し、MF山原怜音がクロス。これに飛び込んだMF小塚和季が右足インサイドで合わせて加入後初ゴールとなる先制弾を決めた。
1点を追う神戸は、後半開始からMF武藤嘉紀を投入。後半の立ち上がりは清水MF乾貴士やFW高橋利樹に危ない場面を作られたものの、その後は神戸が前への迫力を強めていった。
後半20分にはクロスからチャンスを作り、一度は防がれたボールを大迫勇也がゴール前へ送ると、最後はMF鍬先祐弥が頭で押し込んで同点弾。鍬先のJ1初ゴールで試合を振り出しに戻した。
その後も攻撃を緩めない神戸は同30分にビッグチャンスを迎える。武藤が運んでゴールに迫り、MFエリキ、大迫、エリキとつなぎ、ラストパスを大迫、武藤が立て続けに狙ったが、清水GK梅田透吾のファインセーブに防がれた。
DF永戸勝也の攻撃参加から惜しい場面を作り出しながらもなかなか次の1点が奪えなかった神戸だが、同アディショナルタイムに劇的に勝ち越した。永戸が前線に送ったボールのこぼれ球を拾ったFW小松蓮が中央に送ると、これに走り込んだDF酒井高徳が左足で合わせ、逆転。吉田孝行監督が「負ければタイトルの可能性はどんどんなくなっていく」と覚悟を示して臨んだ一戦で、執念の勝ち点3。首位鹿島との勝ち点差を「4」のままとした。
敗れた清水は連続クリーンシートが3試合で止まり、6試合ぶり黒星となった。



