Jリーグは1日、海外指導者招聘(しょうへい)プロジェクトを立ち上げ、グローバルフットボールアドバイザーとしてサッカー指導者のロジャー・シュミット氏(58)と契約合意したと発表した。
同プロジェクトは、ヨーロッパ強豪クラブで長年にわたり監督経験を積んだシュミット氏が、アカデミー世代の現場指導や指導者(監督、コーチ)・スポーティングダイレクター(以下SD)向けのセミナー、JリーグやJクラブへの知見の共有などを通じ、世界トップのフットボール水準の考え方や指導方法等を浸透させることを目的としたもの。
期間は10月から来年6月までの9カ月で展開していく主な内容は以下の3つ。<1>Jリーグアカデミー選抜チーム指導とメソッドの共有、<2>指導者・SD向けスペシャルプログラム、<3>リーグやJクラブへの試合視察を通じたフィードバック。
<1>はJリーグ選抜チームの今後の活動における指導をシュミット氏が行い、そのフットボール哲学とトレーニングメソッドを国内の指導者やJクラブ等に展開。<2>はJクラブ等の指導者向けに世界基準のフットボールを浸透させるためのセッションプログラムを実施。<3>は明治安田Jリーグおよび各大会の視察を通じシュミット氏の知見をリーグ・クラブへフィードバックをしていく。
シュミット氏は、04年に37歳でドイツ5部クラブの選手権監督に。翌シーズンから監督業に専念し、11年に当時ドイツ2部のパーダーボルンの指揮を執った。12年にオーストラリア1部ザルツブルク、14年からはドイツ1部レーバークーゼン、20年にはオランダ1部PSV、22年にはポルトガル1部ベンフィカを率いるなど欧州の強豪クラブを歴任した。
プロジェクト参加に際して「今年7月に野々村チェアマンとデュッセルドルフで実際にお会いし、Jリーグが目指す姿やこの先の成長戦略に共感する部分が多かったことから、この野心的なプロジェクトに参加することを決めました」と経緯を説明。「Jリーグの将来を担う各Jクラブのスポーティングダイレクターや指導者とのセッション・交流や、未来あるユース世代の指導などを通じてJリーグ、そして日本サッカーの強化・発展にこの期間中全力で貢献したいと思っています」と意気込んだ。
◇今後の主なスケジュール(予定)
10月 第1回指導者・SD向けスペシャルプログラム
11月U-18Jリーグ選抜欧州遠征指導プログラム(テクニカルアドバイザー)
12月 U-16Jリーグ選抜国内合宿指導プログラム(監督)
26年
2月 第2回指導者・SD向けスペシャルプログラム
3月 U-16Jリーグ選抜欧州遠征指導プログラム(監督)
6月 第3回指導者・SD向けプログラム実施(FIFAワールドカップセッション)



