いわきFCが愛媛を2-1で下し連勝。逆転プレーオフ(PO)出場に望みをつないだ。前半33分、MF石渡ネルソン(20)が先制ゴール。1-1の後半32分には、DF堂鼻起暉(かずき=26)が勝ち越し弾。右CKに反応し、ペナルティーエリア中央から頭で押し込んだ。「ボールの質がすごく良かったので、あとは攻め込むだけでした」。貴重な勝ち点3をつかんだ。
それでも課題は残る。田村雄三監督(42)は「この勝ちを両手挙げて、万歳して喜ぶ選手は誰1人いなかった」と振り返った。後半立ち上がりには、一時同点弾を献上。その後も再三ピンチを迎えた。「守備がうまくハマらなくて、自分たちで修正できなかったところが、相手に流れを与えてしまいました」と堂鼻。攻撃面でも25本のシュートを放つも、2得点にとどまった。「シュートの質や、チャンスで決めきるところというのはもっとやっていかなくてはいけないと思います」と話した。
残すは5戦。今季の開幕前には得点源だった有馬幸太郎(現J2大分)、途中には昨季チーム最多の18得点を挙げた谷村海那(現J1横浜)ら主力が移籍。それでも、穴を感じさせない。現在チームは10位。J1昇格PO圏内の6位とは9点差(18日時点)。負けられない戦いが続く。堂鼻は「勝つことは大事ですけど、内容も大事だと思うので。勝ちながら修正していきたいです」と意気込んだ。目標に向け、止まらない、倒れない。これがいわきFCだ。【木村有優】



