第104回の全国舞台を争う激戦区のファイナルが行われ、流通経大柏が2大会連続9度目の優勝を遂げた。1-1の延長前半に勝ち越し点。初出場へ粘る専大松戸を退けた。

準決勝で市立船橋との死闘を4-3で制した勢い、実力、来季のJクラブ加入内定者4人を擁する陣容、全て下馬評通りだった。昨年度の全国選手権でも準優勝。先制後、勢いある相手に追いつかれはしたが、地力で突き放した。

榎本雅大監督は「本当にホッとしています。選手たち…本当に専松さん、素晴らしいチームで。もう本当に一生懸命やったんですけど、劣勢で、よく本当に耐えてワンチャンスをものにしたなっていうふうに思います。(得点は)2人の練習通りの形。(再び全国へ)昨年度は最後(決勝)で本当に悔しい思いをしました。その悔しかった気持ちを晴らしに、全国で大暴れしたいと思います」と左胸の星を目指す道のりを見据えた。

試合は、前半0-0。後半にFW渡辺瞳也(2年)が左クロスに右サイドから右足を合わせて先制。このまま終わるかと思われた同37分に専大松戸がPKを獲得し、MF鬼頭航大(3年)が決めて土壇場で追いついた。突入した延長戦の前半4分に、流通経大柏が決勝点。FW山元琉土(3年)がミドル弾を決めた。

主将DF島谷義進(J2水戸ホーリーホック内定)「まずは勝てて本当にホッとしています。本当に専松さんは強いチームで、勢いを持ってやってくるチームで、本当に苦しい時間もありましたけど、チーム一丸となって戦った結果が全国の切符につながったので、本当に良かったなっていうふうに思います。本当に準々決勝から熱い応援をしてくださったサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。本当に苦しい時間も背中を押してくれる応援をしてくださり、本当に自分たちは前を向いて常にプレーできたんで、そういうのは本当に感謝しないといけないと思いますし、プレーでしか恩返しできないので。全国大会では、しっかりそういう姿を見せられるように頑張りたいと思います。去年、準優勝で終わった選手権で、必ず日本一を取るっていうふうに始めた1年なので。全国に出ることが決まったので、日本一を目指して、これからもやっていきたいと思います」

FW山本「もう最高です! 難しい試合になったんですけど、今までやってきたことが存分に出た試合かなって思います。去年、本当につかめなかったものが1つだけあるので、それを取り返しに、もう1回、国立のピッチに戻って、しっかり日本一っていう形を取って、今までサポートしてくれた保護者だったり、スタッフ含め応援してくださる方だったりに1位という形で恩返しできればなって思います」

一方の専大松戸は、快進撃を止められ、念願の初出場に届かなかった。今冬の全国高校大会に出場するラグビー部と、来春のセンバツ出場を確実にしている野球部に続く全国を、サッカー部としては初めて狙ったが、千葉の“ラスボス”の前に力尽きた。