ヴィッセル神戸が天皇杯連覇を逃した。
右ウイングでフル出場したMF武藤嘉紀は、前半6分の早すぎる失点が敗因になったと振り返った。「立ち上がり、特に30分は相手に全部前向きでいかれてしまった。僕ららしさというより、相手の出足が良かった。いつもはそこで耐えられるが、入れられてしまった。これだけの大舞台になると、流れを引き寄せる、変えるっていうのはなかなか難しいものになった」。その中でベテランがやるべきだった仕事として「入りの部分でも少しふわっとした感じはあって、自分も厳しく伝えてはいたけど、経験ある選手がもっと強く引き締めないといけなかった」と反省を口にした。
昨季リーグMVPに輝くパフォーマンスだった武藤だが、今季は腰椎椎間孔狭窄(きょうさく)の手術を受けて約4カ月離脱するなど、一転して苦しいシーズンになった。チームが無冠に終わった責任も感じる背番号11だが、このまま終わるつもりはない。「やっぱり僕が活躍しなければならないっていう自負がある。来年また爆発して、チームにタイトルをもたらせるように、もう1度しっかり足元を見つめていきたい」。神戸に来て3つのタイトルに貢献してきた男が、来季の復活を誓った。



