Jリーグ2連覇を果たした鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が、異例の長期契約を結んだ。30日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで鹿島側と内田の代理人秋山祐輔氏が契約交渉に臨み、契約期間が4年半(来年2月1日~13年7月31日)、年俸3000万円(推定)で基本合意した。

 鹿島側が当初提示した5年契約に対し、海外移籍を視野に入れる内田側は移籍市場が開く夏場に契約期間が切れる形を選択し、4年半に落ち着いた。4年半の長期契約は鹿島史上最長。鹿島の鈴木強化部長が「長くウチにいてくれることがベスト」と話したように、内田への最大級の期待の表れだ。

 契約の中には海外からの獲得オファーが届いた場合、鹿島側が話し合いに応じるという条件も明記。内田は最高の条件を手に09年を迎えることになった。