磐田は21日、12日間にわたった鹿児島キャンプを打ち上げた。今回は2日1試合のペースで、Jチームと試合を行う実戦型の調整法を採用。主力組は、5試合で1勝もできなかったが、例年以上の出場機会を与えられた若手が、経験を重ねて成長を見せた。柳下正明監督(51)は「キャンプで、若い選手がここまで変化したのは初めて。(各選手を)いくつかのポジションで試せたし、ゲームを通して新しい発見ができた」と総評。2週間後の開幕に向け、手応えを強調した。

 チームは2日間のオフをはさみ、3月5日の開幕前最後の試合となるJ2岐阜とのプレシーズンマッチ(27日、岐阜・長良川)に向け、24日から再始動する。若手の飛躍でチームの選手層はさらに厚くなった。柳下監督は「2日間のオフで、もっといい状態になってくると思う」と期待した。【神谷亮磨】