清水のDF辻尾真二(25)が自身初の開幕スタメン奪取へ、ラストスパートをかける。鹿児島キャンプ中に行われた12日の練習試合磐田戦で右ふくらはぎを肉離れしたが、驚異的な回復力で復帰。21日に全体練習に合流し、25日の戦術練習でも主力組の右サイドバックで調整した。明日27日に開幕戦(3月5日・柏)前の最終テストとなる練習試合新潟戦(Jステップ)の先発が確実となった。

 プロ入り1年目の開幕戦は先発したDF市川(現甲府)が負傷し、途中出場でピッチに立った。昨季はベンチ入りこそ果たしたが出場はなかった。今季は現時点で開幕スタメンをほぼ手中に収めている状況だが「開幕戦は大事だけど、あまり意識しすぎてもいいプレーができない。自分の特徴を出すことだけです」。辻尾が「敵地・柏」を見据え最終調整に入る。