初戦ドイツ戦の活躍で、一部から「防衛大臣」と呼ばれていたGK権田修一(33=清水エスパルス)が、痛恨の失点を喫した。DF吉田のクリアが小さくなり、ルーズボールとなったところを突かれた。フリーで打たれたシュートだけに、必死にセーブを試みたが防ぐことはできなかった。

試合後の一問一答は以下の通り。

-敗戦という結果を受けて

「いろんな結果が想定される中で、1番、望んでいない結果というか、1番、良くない結果なのは間違いないかなと思います」

-前半から後方から見ていて、チームはどう映ったか

「相手が割り切ってというか、3バック、5バックでやってくる中で、そう簡単には崩せないかなというのは、後ろから見ていても思いました。その中で、後ろの仕事は、まずはゼロで終えること。あのワンチャンス。枠内シュートはあの1本だけなので、そのワンチャンスをしっかり防ぐ準備もしていました。ただそれを、僕も含めて、守れなかったところが…」

-失点シーンを振り返って

「結局、失点しているので…。どこから振り返ればいいですか? 判断? 誰の? まあ、結局、最後、枠に来たところを止めるのが僕の仕事なので。そこの部分で、あれだけ逆に緩いシュートだったので、少しタイミングが合わなかったところで、伸びきってしまって、力が伝わらなかったところが全てかなと思います」

-タイミングが合わず、難しかったか

「今、言った通りです」

-試合後のチームの話し合いは

「みんな悔しそうですし、ただ、それは当然なので」

-切り替える

「全てが終わったわけではないので。逆に試合が終わって、すぐに『切り替え、切り替え』となっている方が不自然で。1つの試合に対して、悔しさがあるのは当然で。そこは前回のドイツ戦の後も、それでオールOKではなくて、しっかりと反省もしたし。1勝1敗で3戦目を迎える状況になりましたけど、しっかり僕らが次の試合で、勝ち点3を取ること以外にないので、準備したいです」

-失点前は、チームとして1点ほしかったのか、このまま0-0の同点でもいい考えだったのか

「展開的には前のめりで、ボールを握っている時間が長かったので、あれで0-0で、という雰囲気ではなかったのは、皆さんが見ていても感じたと思いますし。勝ち点3を取るために、当然、攻めていましたし」

「ただ、ずっとアジア予選の時からそうですけど、マイボールで持っていて、攻める時間がアジア予選は長いじゃないですか。その中で、後ろは、マイボールで攻めているから、カウンターでやられてしょうがない、じゃなくて、ボールを持って攻めている時も、しっかりリスク管理するというところ。そこのところは、今日に関しても、相手が入れたようなカウンターは、しっかりとつぶせていたと思うし。ただ1個1個、球際だったりとか、そういうところで、流れてしまったところで、僕たちの前に球がこぼれるよりも、相手にこぼれるというのが少し多かったかなと思います。コスタリカは、そういうところをストロング(ポイント)でやっているチームなので、そういうところが、もう少しだったのかなと思います」

「ただ、次のスペインは、そこがストロングなチームではなくて、どちらかといえば、しっかりとポジションを取りながら(というチーム)。また違った準備が必要。でもサッカーのベースの部分は、そういった、ボール際で負けないとかなので、そこはもう一度、みんなで確認していきたいです」

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