韓国が競り負け、3大会ぶりの決勝トーナメント進出が厳しい状況となった。

試合終了直後には、パウロ・ベント監督にレッドカードが出された。

0-2で迎えた後半16分までに、FWチョ・ギュソンが2ゴールを奪い、同点に追いついた。しかし、同23分に相手MFクドゥスに左足でゴールを決められ、勝ち越しを許した。

その後は猛反撃を続け、アディショナルタイム10分台には、ガーナの選手に当たったボールがゴールラインを割った。韓国がラストプレーとなるCKを獲得したかに思われたが、ここで主審が笛を鳴らし、試合終了。

まさかの幕切れに、激高したベント監督が主審に詰め寄って猛抗議すると、レッドカードを受ける事態に。怒りが収まらない様子だった。

韓国は過去のW杯で、1次リーグ2試合を消化した時点で未勝利だったケースが7大会あり、いずれも決勝トーナメント進出を逃している。

勝利すれば、W杯アジア勢最多の7勝目が懸かる試合でもあったが、後味の悪い敗戦を喫した。

第3戦のポルトガル戦は、指揮官不在で臨むことになる。