サッカーW杯に臨んでいる森保ジャパン。日刊スポーツの記者も密着しています。「カタールの風」と題し、現地の雰囲気などを随時お届けしていきます。

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先輩の江口カメラマンは、スペイン戦前に、ドーハ市にあるネパール人の理髪店で、気持ちがス「カット」したという。私も同試合前に、日本の勝利を“髪頼み”しようと、別の理髪店をリサーチ。インスタグラムを眺めていると、トルコ人の店を見つけた。店員も、他の客もトルコ人だらけ。英語もろくに話せない私だが、「Google 翻訳」が助けてくれた。

サイドをトップにかけて、0ミリからグラデーションするフェードカットも意思疎通はバッチリ。値段は江口先輩の店と同じ40カタールリヤル。日本円で約1600円ほど。頭はス「カット」したが、不意に来る英語の質問には「Google 翻訳」も間に合わず。私の“カミカミ”の英語で、店内が笑いに包まれたことはカット出来ない思い出だ。【栗田尚樹】