【ドーハ(カタール)3日】熱い、熱い、師への愛があふれ出た。日本代表FW浅野拓磨(28=ボーフム)は、森保一監督(54)について「さすがやな、としか言えない」と満面の笑みで、指揮官を絶賛した。FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は1勝1敗でスペイン戦に臨み、0-1から2-1と逆転勝利。浅野は「前回のスペイン戦が終わった後も、何回素晴らしいって言ったか。監督に対しても、チームに対しても、でも、それを動かしているのは監督ですし。言葉では素晴らしいって言っても、そんなものじゃないくらい素晴らしい。えぐいなってのが正直な気持ち」と広島時代の恩師に対して、厚い信頼を口にした。

森保監督の「何が」、浅野を熱くさせるのか-。「サッカー選手としてもそうですけど、1人の人間として、見てくれているのかなとはすごく感じている。サッカーがうまい、強い、速い、いろんなサッカーのために必要なものがありますけど、僕らが今、皆さんに見せられているように、それ以上に必要なモノがないとサッカーは勝てないと、いうことは日本のみんなは感じてくれていると思う。そこを(森保監督は)見てくれている。なおかつ、選手以上に、そこを見抜けているのかな、ということはは感じている。選手が気づいてなくても、監督は気づいてくれていることもたくさんあると思います」。指揮官の人を見る目、洞察力が、ジャガーの心を熱くしている。