ポルトガルがFWロナルド(Rマドリード)の2ゴール1アシストを決める活躍で、すでに決勝トーナメント進出を決めているハンガリーと3-3で引き分け、F組3位で1次リーグを辛うじて突破した。

 試合はポルトガルが先行されては追いつく展開となった。前半19分に先制されると同42分、ロナルドのスルーパスにMFナニ(フェネルバフチェ)が走り込んで左足で流し込んで同点に追いついた。後半2分に勝ち越されたが、その3分後、右サイドからのMFマリオ(スポルティング)のクロスを、ロナルドが左サイドからニアへ走りながら右足ヒールで鮮やかに押し込んで2-2とした。同10分にみたびリードを許したが、同17分、左からのショートコーナーからMFクアレスマ(ベシクタシュ)のクロスをロナウドが中央へ走り込んでヘディングシュートを決め追いついた。

 ロナルドは「勝つ事が最優先だった。それはできなかったが、勝ち進むという最低限のことはできた。チームは苦境にあったのでハッピーだよ」と話した。

 ポルトガルは3引き分けの勝ち点3で、各組3位の上位4チームに滑り込んで決勝トーナメント進出を決め、1回戦でD組1位のクロアチアと対戦する。

 ハンガリーは1勝2分けの勝ち点5でF組首位となり、1回戦でE組2位のベルギーと対戦する。