欧州選手権フランス大会は決勝のポルトガル-フランス戦を残すのみ。10日(日本時間11日午前4時)の大一番はニッカンスポーツ・コムでも速報します。

 そこで、ひと足先に「UEFA EURO 2016/ウイニングイレブン 2016」でシミュレーションしてみました。約2分20秒のダイジェストバージョン。ロナウド擁するポルトガルか、それとも地元の大声援を受けるフランスか!? ウイイレシミュレーションは思わぬ結果に! 

 ポルトガルは、ロナウドとナニの2トップ。センターバックには、準決勝をコンディション不良で欠場したペペが復帰し、盤石の布陣で臨む(もちろん予想です)。

 フランスはジルーを1トップに据え、シャドーストライカーには今大会6ゴールを挙げているグリーズマン。センターバックには準々決勝、準決勝と出色の出来のウンティティが引き続き抜てきされた。

 初優勝を目指すポルトガルは過去の最高成績が準優勝(04年)。フランスは84、00年に続く3度目の優勝を目指し、試合開始。

 いきなりの先制点は前半10分。左サイドのDFエブラからのクロスをニアでFWジルーが左足で合わせてフランスが先制する。前半をフランスリードで折り返す。後半は一転、ポルトガルが反撃。同12分にナニのパスを受けたロナウドが、DF1人をかわして右足で決め追い付く。残り15分でFWナニがフランスGKロリスと1対1となるも止められ、90分が終了。ボール試合率はフランスが61%と圧倒するも、ポルトガルは鋭いカウンターで盛り返した。

 試合を決めたのはやはり、この男だった。延長前半5分、ロナウドが、ナニからのスルーパスを受けると、きっちりと右足で流し込み勝ち越し。役者の違いを見せる。120分を終えて2-1。エースの2ゴールで、ポルトガルが初優勝を飾った。