ドイツはマスク姿でサッカー再開!? 5月9日に19-20年シーズンの公式戦再開を無観客試合で見込むブンデスリーガは、選手がマスク着用でプレーする可能性が出てきた。

24日に英紙ミラーがドイツ紙シュピーゲルの報道を引用し、ドイツ労働省によって作成中の文書で明らかになったと報じた。

同文書には、選手とレフェリーは「スポーツに適した口鼻保護」の必要性が強調されていた。「マスクが滑らないようにする必要がある。マスクが滑ったら試合はすぐに止められなければならない」と、マスク落下の場合にはプレーが止められるという。さらに「呼吸量の増加のため、マスクは早くぬれて使用できなくなるため、遅くとも15分に1回は交換する必要がある」と、試合途中にマスク交換タイムを設けることが提言された。

マスク交換時には選手が1・5メートルの距離を維持し、試合中はマスクを手で触れてはいけないとの記述もあった。またマスク以外でも、チームメートや対戦相手とのハグも禁止され、ボールの奪い合い時に起こる不必要な接触はレフェリーに注意される内容もあった。

ドイツ・ブンデスリーガでは公式戦再開前に約1100人の全選手の新型コロナウイルス検査が必要とし、厳しい衛生上の予防措置が講じられている。ドイツフットボールリーグのクリスティアン・ザイフェルトCEO(最高経営責任者)は23日の記者会見で5月9日から無観客での公式戦再開の方針を示した上で「再開できるかどうかは、私たち次第ではありません」と説明し、政府判断に委ねる姿勢を示していた。