レアル・マドリードは1日、欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第5節でシャフタル・ドネツク(ウクライナ)とアウェーで対戦。0-2で敗れ、1次リーグ突破に黄信号がともった試合後、ジネディーヌ・ジダン監督(48)が記者会見に出席し、メディアの質問に答えている。

ジダン監督はその際、辞任の考えがあるかについて問われ、「いや、辞任するつもりはない。我々は継続するつもりだ。我々は前半とても良かったし、もし先制点を決めていたら状況が大きく変わった可能性がある。我々はいいプレーをしていたので、彼らのゴールで大きな痛手を受けることになった。我々にはシュートをポストに当て、チャンスが2、3回あった。しかしボールがゴールに入ることを望まず、難しくなった」と否定した。

Rマドリード監督就任後、最もデリケートな時期を過ごしているかについては、「我々にはデリケートな時期があったし、今後も常にそのような時期を過ごすだろう。結果面で悪い流れになっているし、それが現実だ。しかし我々は取り組み続ける必要がある。今日は決勝戦の1つだったが、我々は非常に良い準備ができていたし、前半は素晴らしかった。あと1試合残されているので、勝利してグループリーグを突破することを考える必要がある。我々にはずっと困難な時期があったし、このクラブには常にデリケートな時期を過ごすだろう」と見解を述べた。

自分にパワーを感じているかについては「もちろん。私にはパワーがあるので、いつも通り全力を尽くすつもりだ。我々は先日のリーグ戦(アラベス戦)では勝利するにふさわしくなかったが、今日は勝つに値した。でもそれがサッカーというもの。頭を上げて次戦について考える必要がある」と返答している。

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグB組第5節を終え、2勝1分け2敗の勝ち点7で3位と苦しむRマドリードは9日、ホームで行われる最終節で勝ち点8を獲得し首位に立つボルシアMG(ドイツ)と対戦する。(高橋智行通信員)