バルセロナ所属のスペイン代表MFブスケツ(34)が来季以降の去就について「いろいろなうわさが出ているが正式なものは何もない」と話した。

スペインは24日、欧州ネーションズリーグでスイスとホームで対戦する。この一戦を翌日に控え、ブスケツが記者会見に出席。今季終了後に契約が満了する自身の去就について次のように話した。

「何もないので何も伝えることができない。いろいろなうわさが出ているが正式なものは何もないんだ。契約が切れるのは事実だけど何も考えていない。代表やクラブで今季を楽しみ、それから決めたいと思う。僕にはバルセロナに残ることや他のリーグに行くことなど、選択肢がいくつもある」と現時点では何のプランもないことを強調した。

最近、ブスケツの代役の最有力候補として報じられたレアル・ソシエダードMFスビメンディについては「彼は本当に素晴らしい選手だけど、Rソシエダードに所属している。バルセロナが彼に興味を持っているのかどうか僕には分からない」と答えた。

クラブと代表の両方で一緒に中盤でプレーするペドリとガビについては「若さやレベルの高さを考えると、もし今のように続けていけば、バルサでも代表でも非常に素晴らしいキャリアが待っているはずだ。彼らのそばでプレーを楽しめるなんてぜいたくなことだよ。長年にわたって成功を収めてきた僕のようなキャリアを歩めることを願っている」と大きな期待を寄せていた。

一方、まだ本調子ではなく、今回の代表から外れたアンス・ファティについては「けがをする前の自信を取り戻すために、多くの試合に出なければならないことを彼は分かっている。他とは違う本当にすごい選手だよ。そして精神的にもこれまで経験してきたことにより非常に強い選手なので、今後うまくいくと思う」と言及した。

スイス戦については「とても難しい試合になるはずだ。お互いによく知っていて、いつも非常に激しい試合をしてきた。スイスはハイレベルな選手をそろえているので、僕たちはこれまでやってきたことに忠実になり、ベストな状態で臨む必要がある」と意気込みを語っていた。

(高橋智行通信員)